産地を担う若き生産者にインタビュー! 常陸野産直センター「磯原正樹さん(44歳)」~南西ブロック委員会
2021年一発目の若手生産者インタビューはレンコン農家の磯原正樹さんです。土浦市霞ヶ浦湖畔(手野町)でご両親と奥様とレンコンを栽培しています。


Q:就農までの経緯を教えてください。
「郵便局員として21年間働いていました。レンコン農家を継ぐことは考えてなかったのですが、親が65歳の頃、農家をやめようか、規模を縮小しようかということを聞かされました。自分の周りも脱サラしてレンコン農家を継承する人が増えていたこともあり、自分も決断しました。妻も応援してくれ、現在6年目になります。」
Q:一日の作業のながれはどのような感じですか?
「7~8月の暑い時期は朝4時半に起きて、5時には田んぼにいます。朝、エンジンポンプ(レンコンを水圧で掘る機械)をかけ、そこから4時間くらい収穫します。夏場だと朝5時から10時くらいまで。今の時期だと朝6時から11時頃まで作業します。」
今の時期だと寒い中の作業になりますよね。すごいです。
「寒いです!!」
朝早くに作業しないとダメなのでしょうか? 今の時期、もう少し陽が高くなってからのほうかいいのではないかと思うのですが……。
「そうですね。でも、出荷するまでには洗い作業や箱詰めがあるので、時間がかかります。」
新鮮なものを出荷するとなると、朝早くからの作業になってしまうのですね。
Q:では一年を通してはどのような流れでしょうか?
「3月の中旬から5月にかけて植え付けをします。要は田植えと同じです。収穫は8月上旬から。いわゆる新レンコンです。例えれば生まれたての赤ちゃんですね。」
冬のレンコンとは味は違いますか?
「味に変わりはありませんが、8月の方が柔らかいです。レンコンというと一般的には12月のイメージが強いと思いますが、12月のレンコンは実がしまっていて美味しいです。収穫は8月から翌年の5月まで行っています。」
Q:栽培で難しいところ、一番気を遣われるところは何でしょうか?
「水の管理です。水をはっていないと土が硬くなってしまい、生育が遅れる原因になります。もちろん土壌も堆肥を入れて土を柔らかくしています。」
Q:他の作物は収穫が遅れてしまうと、どんどん成長し、規格外や割れが生じてしまうようですが、レンコンはどうですか?
「9月に生育は終わるので、そこで休眠状態になります。要は冷蔵庫にずっと入っている状態ですね。水を切らしてはいけませんが、長期保存が可能です。」
インタビューを終えて
リモートでインタビューを行いました。(参加者 磯原さん 事業所 理事、ブロック委員 2名、自宅 ブロック委員1名)
こういうツールがあると、お顔を見ながら話せるので、いいですね。みんなちょっと緊張気味(笑)

生産者の磯原さんの温かなお人柄のおかげで、和気あいあいとインタビューができました。
磯原さんの周りには、同じような若いレンコン農家の先輩たちがたくさんいて、いいレンコンを作るための努力を惜しまないそうです。
「コロナ禍の影響で注文数が減ったり、相場も落ちているのですが、自分が作ったレンコンを食べて、美味しいと言われたり、リピーターになってくれるのがとても嬉しいです。その期待を裏切らないためにもっと頑張ります!」
と力強く言っていた磯原さん。私達ももっとレンコンを食べて応援したいです!


「郵便局員として21年間働いていました。レンコン農家を継ぐことは考えてなかったのですが、親が65歳の頃、農家をやめようか、規模を縮小しようかということを聞かされました。自分の周りも脱サラしてレンコン農家を継承する人が増えていたこともあり、自分も決断しました。妻も応援してくれ、現在6年目になります。」
Q:一日の作業のながれはどのような感じですか?
「7~8月の暑い時期は朝4時半に起きて、5時には田んぼにいます。朝、エンジンポンプ(レンコンを水圧で掘る機械)をかけ、そこから4時間くらい収穫します。夏場だと朝5時から10時くらいまで。今の時期だと朝6時から11時頃まで作業します。」
今の時期だと寒い中の作業になりますよね。すごいです。
「寒いです!!」
朝早くに作業しないとダメなのでしょうか? 今の時期、もう少し陽が高くなってからのほうかいいのではないかと思うのですが……。
「そうですね。でも、出荷するまでには洗い作業や箱詰めがあるので、時間がかかります。」
新鮮なものを出荷するとなると、朝早くからの作業になってしまうのですね。
Q:では一年を通してはどのような流れでしょうか?
「3月の中旬から5月にかけて植え付けをします。要は田植えと同じです。収穫は8月上旬から。いわゆる新レンコンです。例えれば生まれたての赤ちゃんですね。」
冬のレンコンとは味は違いますか?
「味に変わりはありませんが、8月の方が柔らかいです。レンコンというと一般的には12月のイメージが強いと思いますが、12月のレンコンは実がしまっていて美味しいです。収穫は8月から翌年の5月まで行っています。」
Q:栽培で難しいところ、一番気を遣われるところは何でしょうか?
「水の管理です。水をはっていないと土が硬くなってしまい、生育が遅れる原因になります。もちろん土壌も堆肥を入れて土を柔らかくしています。」
Q:他の作物は収穫が遅れてしまうと、どんどん成長し、規格外や割れが生じてしまうようですが、レンコンはどうですか?
「9月に生育は終わるので、そこで休眠状態になります。要は冷蔵庫にずっと入っている状態ですね。水を切らしてはいけませんが、長期保存が可能です。」
インタビューを終えて
リモートでインタビューを行いました。(参加者 磯原さん 事業所 理事、ブロック委員 2名、自宅 ブロック委員1名)
こういうツールがあると、お顔を見ながら話せるので、いいですね。みんなちょっと緊張気味(笑)

磯原さんの周りには、同じような若いレンコン農家の先輩たちがたくさんいて、いいレンコンを作るための努力を惜しまないそうです。
「コロナ禍の影響で注文数が減ったり、相場も落ちているのですが、自分が作ったレンコンを食べて、美味しいと言われたり、リピーターになってくれるのがとても嬉しいです。その期待を裏切らないためにもっと頑張ります!」
と力強く言っていた磯原さん。私達ももっとレンコンを食べて応援したいです!
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コメント
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茨城にきてレンコンの本当の味を知りました。
煮ても焼いてもサラダでもなんでも美味しい新鮮なレンコンを食べられるのは農家さんが朝早くから作業して下さるおかげなんですね!
これからもたくさん食べまーす(^o^)o
投稿: | 2021年1月 8日 (金) 14時17分
リモートでインタビューしたのですね。お互いの顔が見えて、いいですね。
寒い時期の収穫は大変ですね。風邪をひきませんように。
投稿: つう | 2021年1月 9日 (土) 15時12分
茨城のレンコン、美味しいです。生産者さんのご苦労があって、食卓に上がるんですね。大切に食べたいです。
投稿: | 2021年1月25日 (月) 17時25分