〈オンライン子ども平和会議の概要〉
◎企画名:オンライン子ども平和会議
◎日時:8月7日(日) 10時~12時30分
〈スケジュール〉
10:00 開会(事務局連絡、アイスブレイク、議長団選出)
10:15 ヒロシマ・ナガサキ 学習講演
10:45 休憩(15分)
11:00 グループ交流
11:50 全体発表
12:15 まとめ
12:30 閉会
◎いばらきコープからは、土浦市の中学3年生と取手市の中学1年生の女性が参加されました。お二人および組合員のお母さんから感想文が寄せられていますので、掲載します。
〈参加報告〉
■土浦市 中学3年生およびお母さん
〈事前学習〉
「自分が住んでいる地域の戦跡などについて調べてみる」
「戦争体験者や被爆者の証言を聞いてみる」
「自分が住んでいる地域ではどんな平和活動が行われているか調べてみる」など
この中から、「霞ヶ浦海軍航空隊(予科練)」について事前学習を進めました。実際に平和記念館に足を運んだことで、とても衝撃を受けたと言っていました。帰宅後、祖父に電話をして戦死した親族(祖父の叔父)について話を聞きました。
実家の遺影に並んでいる親族が、実は飛行練習生課程を経て偵察をしているときにアメリカ軍に撃たれて亡くなったと、
私自身も初めて知りました。20歳前後で命を落とすことになり、どんな気持ちだったのか……今年のお盆は、特別な気持ちでお墓参りをすることになりそうです。

* ヒロシマ・ナガサキの学習講演は、保護者はYouTubeから視聴しました。グループ交流は子どものみで、保護者は待機していました。
〈参加して、本人の感想〉
「原子爆弾」と一括りにされているが、広島と長崎に投下された原子爆弾は、威力などが全然違うものだと感じました。
グループ交流は中学生から大学生までの5人で、みんな真剣に取り組んでいるのが伝わってくる中、私は母に参加するように言われて嫌々参加していました。場違いなところに来てしまったと思いましたが、「平和」について考えるきっかけを作ってもらえました。
私一人では何も出来ないけど、こうして人とつながり模索することで、何か出来るのかも知れないと思いました。
ロシアとウクライナの戦争が一日も早く終わることを願っています。
■取手市在住中学1年生とそのお母さん
〈内容〉
未来の担い手の子どもたち(小5~大学生)56名が、オンラインにて 被爆体験や核兵器による戦争の傷跡などを聞き、今後争いのない平和な世界になるために、どのようなことをしていったらよいのか、を話し合いました。
5人ずつのグループに分かれたブレイクアウトルームでは、まず初めに自己紹介とともに住んでいる地域の過去の戦争にまつわることを簡潔にまとめて話しました。
グループの進行役の高校生は被爆3世で、戦争体験されているおばあさまから聞いたというお話なども伺いました。
最後に「争いをなくすために私たちにできること」というテーマで、グループみんなで意見を出し合い、一つにまとめて代表者が全体で発表しました。
〈感想〉
関東に住んでいる子どもたちは、原爆の事をどこか遠い地方のこと、という感覚でいましたが、戦争体験の話や原爆が落ちた瞬間の衝撃などをお聞きし、その悲惨さを目の当たりにし、震える思いでその痛みや苦しさを想像しました。
平和な世の中にするためには、どうしたらよいのか、私たちは何をしていけばいいのか、を 具体的に言葉にし画用紙に書き出すことで、改めて考えるきっかけになりました。
画面に映る子どもたちの顔は真剣そのもの。
戦争中はもちろんみんながつらく苦しく、核兵器を使うと、その瞬間から世界を破滅に追い込み、戦争が終わったあともその苦しみはずっと続く、と学習しました。
身体だけではなく、心も深く傷つき、大好きな人を失い、いつおとずれるかわからない原爆症にもずっと怯えながら生きていかなければならない……
誰一人として幸せにはなれないから、核兵器も戦争も絶対にしてはいけない! と強く感じたようでした。
〈今後に活かしたいこと〉
子ども平和会議は、保護者であるブロック委員も横で一緒に聞いているので、今回をきっかけとし、今後平和の取り組み、茨城の戦争・原爆被害などの学習や伝承などで協力できることがあったらしていきたいと思いました。
また、被爆体験者が年々少なくなってきていることを踏まえ、次世代に語り継いでいく若い世代の育成を応援したいです。
〈オンライン交流会の様子〉(写真はいばらきコープからの参加者とはかならずしも一致しません)

全体交流会での集合写真

全体司会

子ども平和会議議長団


子ども平和会議 全体発表

子ども平和会議 学習講演

ヒロシマ虹の広場 安田大学書道部

ヒロシマ虹の広場 平和企画検討会

ヒロシマ分科会 山田さんに聴く被爆の証言(中継)
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